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会計業務を激変させるクラウド型会計ソフト「freee」まとめ

税理士 鳥川拓哉

この記事の執筆者 税理士 鳥川拓哉

ベンチャーサポート税理士法人 税理士。
大学を卒業後、他業種で働きながら税理士を志し科目を取得。
その後大手税理士法人を経験し、現在に至る。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-tori


中小企業の経営者や、起業したばかりの人に「自動で帳簿作成可能」「簿記会計の知識がなくても簡単利用可能」なクラウド型の会計ソフト「freee(フリー)」が、今大人気です。2013年3月にリリースされ、わずか8カ月ほどで14,000以上もの事業所で利用されるほどの高い人気を博しています。

今大人気の会計ソフト「freee」は、経理の専任担当者がいないような中小企業向けに、「経営者がより創造的な活動に注力できる環境を作りたい」(株式会社freee社長・佐々木大輔氏インタビューより)との思いから開発されました。
実際、中小企業で専任の会計担当者がいない場合、大きな負担になっています。本来の業務とは別にやらなければならない処理なので、面倒くさいと思いがちですし、慣れていないために非効率となっているケースが多いのではないでしょうか。

一方、その解決のために会計ソフトを導入しても、これまでのものは、マニュアルを見ないと操作方法が分からないことが多く、やはり面倒で、根本的な解決にはならないというのが実態でした。
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中小企業の経営者や、起業したばかりの人に「自動で帳簿作成可能」「簿記会計の知識がなくても簡単利用可能」なクラウド型の会計ソフト「freee(フリー)」が、今大人気です。2013年3月にリリースされ、わずか8カ月ほどで14,000以上もの事業所で利用されるほどの高い人気を博しています。
この「freee」の特徴と、導入前に検討しておくべき点について、紹介します。

「freee」の特徴:圧倒的支持を受けるのには理由があった

なぜfreeeが支持されるのか。その理由は大きく分けて3つあります。

1.登録ボタンを押すだけで仕訳が完了、経営状態の把握まで可能
今までは会計処理を行うにはある程度の簿記・会計の知識が必要でした。

会計処理に苦手意識のある人には、そもそも「仕訳」のしかたがよくわからないという方が多いのではないでしょうか。しかし「freee」であれば、Web口座を利用していると自動で入出金などの取引明細の内容を収集し、勘定科目を予測してくれるので、登録ボタンを押すだけで仕訳が完了します。

クレジットカードやアマゾンの取引明細までの取り込みができるようになっていて、今後の更なる拡張性が期待されます。
また、画面に従って操作することで決算書までが簡単に作成できます。さらに、入力した情報からさまざまなレポート・グラフが出力できるので、経営状態の把握をすることも可能です。

2.「いつでも」「どこでも」のクラウド型ソフト
「freee」は、パソコンなどにインストールして使用するのではなく、ブラウザを利用して使用するクラウド型なので、使用する機器を選びません。Windowsパソコン、Mac、スマートフォン、タブレットなどで利用できます。「いつでも」「どこでも」会計処理ができるので、全国を飛び回り自宅やオフィス以外でも仕事をする経営者にはぴったりです。

3.コストパフォーマンスに優れる
法人用は月額1,980円、個人事業用は月額980円で利用できるので(2013年12月現在)、従来の会計ソフトよりも年間の利用料金が安い上に、3人まで無料で使用できます。また、月額費用にはサポート費用やバージョンアップ費用が含まれています。2014年には消費税がアップしますが、その消費税増税対応費用も不要です。

「freee」の導入前に検討すべき注意点

このように「freee」は、簡単で使いやすくコストも安いことから、導入する企業が急増しています。しかし、どのような企業にも「freee」が会計ソフトとしてもっとも優れているというわけではありません。以下に当てはまるときは、よく検討してから利用することをお勧めします。

1.事業規模が大きい場合
「freee」が適している事業規模は、設立直後で社員は起業家1人しかいない、あるいは数人以下で事業を行う小規模企業にもっとも適しています。理由としては、事業規模が大きくなり取引先が増加すると、手形や小切手による取引も増加することです。入出金の自動仕訳のメリットが小さくなります。

また、取引件数が多くなると、インターネット経由では、処理速度が従来の会計ソフトに比べて遅くなるということも指摘されています。

2.新規の取引先が常に発生する事業の場合
常に新規取引先が増える事業では、自動化するための登録作業がその都度必要になり、その手間を省くことができないので、自動化のメリットがそれほど感じられないかもしれません。

「freee」のメリット

1.ウェブ口座に対応、初心者でも使いやすい
「freee」は、銀行やカード会社などウェブ口座を利用しているとその明細のテキスト(文字)を解析して、自動で会計帳簿データに変換してくれます。テキスト解析が間違っていても、メニューに表示される「飲食費」「営業関連の支払い」「物品の購入等」などから正しい勘定科目を簡単に指定できます。2013年11月現在で250以上の金融機関に対応しています。自動同期に対応していない銀行の場合でもCSVファイルが利用できます。

2.決算書の作成機能がある
個人事業主向けには青色申告用決算書を、法人向けには会社法準拠の決算書が作成できます。

3.操作する機器、場所を選ばないで利用可能
ブラウザを利用して処理できるので、操作する端末(会社のPC、自宅のPC、スマートフォン、タブレットなど)を選ばないで利用できます。OSはMacもWindowsのどちらでも利用できます。

特に、これまでMacで使える会計ソフトは限られていたため、Macユーザーにはうれしい会計ソフトです。
ブラウザも、Chrome、Firefox、Safari(Ver.6以上)、Internet Explorer(Ver.8以上)に対応しています。

4.取引先や税理士事務所などとのデータの共有やメッセージの交換が可能
取引先とのやりとりが必要であれば、ユーザーを追加することでデータの共有ができ、また税理士事務所などとコメントやメッセージのやりとりができます。

5.データの通信、保存面のセキュリティは万全
「freee」は、金融機関レベルの 暗号化通信である256bit SSL を利用してデータのやり取りを行い、Web口座のデータは暗号化されて保存されます。また、機密度の高い情報は、ファイアウォールで守られた場所に保存されます。
データは自動バックアップされ、分散化されて保存されるので、災害時にも安心できます。このほか、米国の NPO 団体TRUSTe による個人情報取り扱いに関する認定を取得しています。

6.請求書、見積書、納品書が簡単に作成できる
オンライン請求書機能で請求書が簡単に作成でき、会計処理を自動化できます。請求書のほか、見積書・納品書の作成もできます。

7.他ソフトとの連携
Freeeは、交通系ICカードと連携しており、交通費の会計処理を自動化できます。Amazonで買った商品の自動取り込みも可能です。

「freee」のデメリット

1.インターネット環境がないと利用不可
クラウド型ですので、インターネット環境がない、あるいはインターネットが利用できないトラブル時に利用できません。

2.使用機器でのセキュリティ面に不安
データの通信面・保存面では安心である半面、メールアドレスとパスワードだけで使用する端末機器にログインできるので、使用機器に対するセキュリティが弱いといえます。

3.機能が現時点では限定的
今後、改善されるかもしれませんが、現時点では経営分析などの出力できる帳票に制限があるほか、販売管理・在庫管理機能、および減価償却費計算・給与計算機能など十分といえる機能がありません。

実際に使用してみた中小企業者経営者の感想

実際に「freee」に登録をして使ってみました。
まずが銀行口座と連携することから始まるのですが、私は楽天銀行を使っているので、楽天銀行と連携させてみました。

その結果は「すごい!」の一言です。
自動で内容を取り込むのも驚きですが、仕分け内容を自動で予測して、仕分け内容が大きくは違わないので、あっという間に仕訳ができてしまいます。経理や会計入力作業は手間以外の何物でもないですから、画期的だと思いました。

また請求書や見積書がここから作成できるのも優れものだと思います。個人的には「freee」を使えば、債権管理も上手くいくのではないかと思いました。
(入金・未入金がすぐ分かるので)
freeeさんも資金調達がうまくいっているみたいなので、より使いやすく便利な僕らの想像を超えるクラウド会計ソフトに充実していってもらいたいですね。

まとめ

事務作業に時間をかけられない経営者が、本業の時間を割かず、かつ正確な会計処理を行うことができるので、パソコン用の会計ソフトは欠かせないものです。
その会計処理ソフトを更に進化させて、使いやすくなったとして、今大人気のクラウド型会計ソフト「freee」の3つの理由と「freee」のメリットを最大限に活かせる会計処理を行っている企業かどうかを検討するための2つポイントについて紹介しました。

デメリットもありますが、それを上回るメリットがあり、会計ソフトの選択時にはまず検討すべき、いまどきのソフトといえます。今後の機能拡張に期待します。

参考:
誠Biz.ID:進むクラウド会計の世界、全自動「freee」は中小企業の救世主となるか
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1310/25/news086.html

全自動のクラウド会計ソフト「freee(フリー)」
http://www.freee.co.jp/

クラウド会計ソフト freee の特徴
http://www.freee.co.jp/

進むクラウド会計の世界、全自動「freee」は中小企業の救世主となるか
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1310/25/news086.html

簿記を知らなくても使える会計ソフト「freee」がいいらしい
http://matome.naver.jp/odai/2136372989076514001


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