会社運営に必要な資金について

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会社運営に必要な資金について

売上が入金するまでには時間がかかる

商品を販売してもすぐに売上代金が入金されるわけではありません。
店舗営業など、一部を除いては信用取引が多く行われています。
信用取引では一定期間の取引を集計して、指定の期日までに決済を行います。
例えば、月末締めの翌月末振込の場合を考えます。
この場合には支払期間が1か月サイトになりますので、比較的優良な取引条件と言えます。
それでも、今月初めに売り上げた代金の入金が翌月末になるので、最大2か月のタイムラグがあります。
このサイトが2か月3か月ともなれば非常に長期のタイムラグが発生してしまいます。

売上代金が入金されるまでの間も、仕入や給与の支払いなどがあります。
したがって、日々資金負担が生じるのです。
この一時的な資金負担が運転資金と呼ばれるものになり、会社運営にはどうしても必要なものになります

実際に、月次の売上が100万円(月末締め翌月払い)、仕入が50万円(即時払い)、その他経費が20万円(即時払い)の場合の資金繰りをシュミレーションしてみます。
今回は、開業当初より一定金額の黒字で推移する場合を考えます。
実際には黒字化するまでには少なくとも2.3ヶ月の期間を要しますので、資金繰りはさらに悪くなります。

単位:万円
入金出金残高
1月070-70
2月10070-40
3月10070-10
4月1007020
5月1007050
6月1007080
7月10070110
8月10070140

これをみると、売掛金の入金のタイムラグの影響で、初月度より損益上黒字なのにもかかわらず、資金収支上プラスに転じるのは開業4ヶ月後になっています。
マイナスの金額の最大値が70万円となっていますので、70万円の運転資金が必用ということになります。

手形決済の場合はさらにサイトが伸びる

建設業など、業界の慣習として手形取引を多く行う場合もあります。
この場合は、さらに資金負担の金額が大きくなります。
月末締めの翌月末払手形払いの場合、上記の期間に加えて手形の決済サイトが加わりますからさらに入金までに時間がかかります。
1か月サイトの手形にて決済する場合は、最大3か月のタイムラグが生じます。
手形決済の場合の資金繰りを確認するため、上記と同条件で1か月の手形決済の場合の数字の動きをシュミレーションしました。

単位:万円
入金出金残高
1月070-70
2月070-140
3月10070-110
4月10070-80
5月10070-50
6月10070-20
7月1007010
8月1007040

これを見ると、手形決済による1か月のタイムラグの影響を受けて、初月度より損益上黒字なのにもかかわらず、資金収支上プラスに転じるまのはなんと開業7ヶ月後になっています。
マイナスの金額の最大値が140万円となっていますので、140万円の運転資金が必用ということになります。

割引現金取引の検討も必要

資金計画がうまくいかない場合、一部売上代金の割引に応じたとしても、現金取引に変更することも検討すべきです。
例えば手形決済となっている条件を10%割引の現金決済に変更した場合はどのようになるでしょうか。
一件、入金額が少なくなってしまいますので損をしているような気もしますが、下の資金繰り表をみるとそうとも言えないことがわかります。
上記の手形決済の資金繰り表を、10%割引の現金決済に条件変更した時の表です

単位:万円
入金出金残高
1月070-70
2月9070-50
3月9070-30
4月9070-10
5月907010
6月907030
7月907050
8月907070

これを見ると、割引条件での現金決済の影響を受けて、資金繰りが改善しています。
開業5ヶ月後から資金収支上プラスに転換し、必要な運転資金も70万円にとどまっています。

費用面の支払いサイトの検討してみては

仕入や人件費の支払いサイトについても考える必要があります。
このサイトを長くとると、反対に資金負担が軽くなります。
人件費の支払いサイトについては、労働法上の制約もあり、また、従業員の待遇の問題もありますので長くすることはできません。
買掛金の支払いサイトについては、売上に係る入金サイトが長い場合は支払先に相談してみましょう。
実際には、上記の割引現金取引や買掛金サイトの調整を組み合わせて計画を立てることが有効です。
上記の例において、買掛金サイトを1ヶ月とした場合は次のようになります。

単位:万円
入金出金残高
1月020-20
2月90700
3月907020
4月907040
5月907060
6月907080
7月9070100
8月9070120

複数の対策を合わせることにより、資金収支が良くなっていることが確認できました。
割引現金取引と買掛金取引を組み合わせることにより、必要な運転資金は20万円に抑えることができています。
しかも、2ヶ月目で累積収支が均衡しています。
事業主にとって、資金の収支上早くプラス化することは何よりも重要なことです。

資金計画も大切

上記のように損益の計画だけでなく、資金の収支計画も非常に重要なことがわかると思います。
起業する際には、主要取引先との取引条件を確認し、一体いくらの運転資金が必用なのかを考える必要があります。
利益が出ているのに支払いが滞った場合、黒字倒産の可能性もあります。
会社を黒字化するための損益計画ももちろん重要ですが、同じように資金計画も非常に重要になります。

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