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合名会社と合資会社の違いについて

合名会社と合資会社は一見よく似ていますが、社員(出資者)が会社の債務についてどこまでの責任を負うのかについては違いがあります。

この記事では、合名会社と合資会社の違いについて具体的に解説させていただきます。

1.合名会社と合資会社とのちがい 社員の責任の有無に注目している

合名会社と合資会社は、出資者である社員の責任の重さが異なります。

以下、それぞれの会社について規定している法律上のルールについて順番に見ていきましょう。

なお、ここでいう社員というのは従業員のことではなく、株式会社でいう株主と同じ意味です。

合名会社の社員の責任

合名会社の社員となる人は、会社が外部の人に対して負っている債務について、無限責任を負わなくてはなりません。

無限責任とは、文字通り「際限なく無限にすべての責任を負う」という意味です。

例えば、会社名義で金融機関からお金を借りた場合に、もし会社がそのお金を返済できなくなったときには社員が返済しなくてはなりません。

合名会社は個人事業主とほとんど同じ

いわば、合名会社は個人事業主として活動するのとほとんど同じ形といえますから、個人事業主からの法人なりを検討するときにはあまり大きなメリットはないといえます。

会社の運営については広く無限責任社員に裁量が認められるほか、会社に参加しようとする人を誰にするかといったことについても無限責任社員となる人が専権的に決定権を持つことになります。

ただし、複数人の社員が無限責任社員として事業に参加できるという点では個人事業とは異なりますから、その面では意味があるといえます。

現在、全国でおよそ1000社の合名会社が運営されています。

2.合資会社の社員の責任

合資会社は、無限責任社員1名以上と、有限責任社員1名以上から構成される会社です。

設立時には必ず両方の種類の社員がいないといけないという点で、合名会社とは異なります。

無限責任社員の責任については合名会社の場合と同様ですが、有限責任社員についてはその人が出資したお金の範囲においてのみ責任を負うことになります。

例えば、100万円を出資して有限責任社員となった場合には、会社の債務が150万円残った場合にも、出資した100万円の範囲内でのみ支払い義務を負うことになります。

会社設立後にも個人事業主と同じような形で事業運営を行いたいが、無限責任の社員と有限責任の社員の両方の参加者がいるという場合に、合資会社を選択するメリットがあります。

現在、およそ5000社の合資会社が登録されています。

参考
合同会社設立は超かんたん!?麻雀しながらあっさり設立できる合同会社とその手続とは?
>>合同会社設立は超かんたん!麻雀しながらあっさり設立できる合同会社とその手続とは?

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