会社設立時には自分のプロモーションに力を入れることが重要

会社設立時には自分のプロモーションに力を入れることが重要

会社を無事に設立し起業したら、ビジネスを早期に立ち上げるためにできるだけ取扱商品や会社自体のプロモーションをしたいと思うのが一般的です。この考えは、決して間違ってはいません。しかし、ビジネスを早期に軌道に乗せるには、自分自身のプロモーションをより強く行う方が効果的です。

なぜなら、会社設立当初は、「社員は自分1人」であるケースが多く、その場合、自分が社長であり社員であり、会社＝自分になります。そして、抽象的な会社より生身の人間をプロモーションする方がはるかに人の印象に残るからです。したがって、「いかに好印象を持ってもらえるようなセルフ・プロモーションを行えるか」が起業した会社の将来を握る重要なキーとなります。

では、どうすれば、効果的なセルフ・プロモーションを行えるのでしょうか？

肩書きより自分の主義、主張、夢、目標を訴えよう！

ビジネスで初めて出会った人がどういう人であるかを、あなたは何で判断しますか？　恐らく、「どこの会社のどういう役職の人物か」の「肩書き」で判断するのではないでしょうか？

名の知られた会社の「肩書き」であれば、信頼されやすく分かりやすい指標です。しかし、今起業したばかりで名前の知られていない会社の場合、そこの「社長」であると名乗っても同じようには信頼されません。

「肩書き」よりも、あなたのビジネスに対する「主義・主張」や「夢」、または「目標」などを分かりやすく、具体的に相手に伝えなければなりません。そこから、あなた自身のことがビジネスの相手に伝わります。ビジネスには、信頼が重要なため、あなたのことが相手によく理解されればビジネスが進展します。

過去の栄光にばかりこだわらず、これから何をしたいかを熱く語る

すでにビジネスで大きな成功を収め、それを元に新たなビジネスを始めようとしている人にありがちなのが、「過去の実績ばかりをアピール」することです。もちろん、それはその人物の能力なり、実績がわかるので重要な要素ですが、それは、あくまでも過去であって現在ではありません。

ビジネスの相手や金融機関などの融資先は、冷静に「この人物は、将来何をしてくれる可能性があるか」を見ています。過去の栄光よりも、「これから何をしたいか」を熱く語る方が相手に好印象を与えます。

他人の視点、立場で物事を考えられる人物であるとアピールをする

起業家にありがちなのが、「自分の思い込み」ばかりで物事を推し進めるところです。例えば、「ペットボトルをリサイクルして作る商品を販売する会社」を立ち上げた場合、「環境に優しいからいいことだ」と単純な思い込みを相手に強く主張しても、共感が得られない可能性があります。自分の思い込みよりも、相手の立場に立って考えて、うまく、相手に「環境問題への対策に取り組んでいる気持ちになれる」ことを訴求できるとビジネスを伸展させることができます。

例があまり良くないかもしれませんが、「損して得を取れ」ということわざがあります。相手のことを考えて、相手にも得を与える人物であることをアピールできるとビジネスを拡大させることができます。

まとめ

1人で会社を設立した当初は、まず自分がどういう人物で、どういうことを目指しているか、どのくらいの視野の広さを持っているか…それを上手く相手に伝えられるかどうかに、会社の将来がかかっているといっても過言ではありません。すでにセルフ・プロモーションを行っている人も、これから行う予定の人も、会社自体に信頼がない期間は特に、「何をアピールするか」を見直すことでビジネスを早く成功させることができます。

参照：
10 Ways to Promote Yourself to Entrepreneurial Success
http://m.entrepreneur.com/article/229328

もしもスティーブ・ジョブス氏が自己紹介をしたら
http://www.will-way.biz/spm/blog/archives/spm/885