中学3年で起業を目指し高校2年で実際に起業した女性の起業家マインド<起業家ストーリー>

中学3年で起業を目指し高校2年で実際に起業した
女性の起業家マインド<起業家ストーリー>

起業家の平均年齢をご存知でしょうか? 中小企業庁のホームページによると2011年3月の調査で一次産業を除いた男性の平均年齢は41.0歳で、女性は36.5歳です。また、起業前の会社での就業年数を見ると、男女とも15年以上がもっとも多くなっています。

起業のために必要な資金、知識、経験、人脈などによって、どうしてもある程度の年齢になるまでは起業に踏み切れないからと推測されます。日本よりもはるかに起業する人が多いアメリカでも、やはり起業時の年齢は、40歳以上の年齢がもっとも多いことが2012年に行われた調査で分かっています。

若くして起業を考えている人には、起業をためらうような数字ですが、ためらう必要が無いことは、中学3年生で起業を決意し、高校2年生で実際に起業し成功している日本人女性の起業家マインドが参考になります。若くても起業する勇気を貰うことができます。

高校2年の若さで起業を目指した理由

この女性は、2010年01月に高校2年生の17歳のとき、家族・親戚と共に起業し会社を設立し代表取締役社長に就任した大関綾さんです。

彼女が起業を目指した理由は、両親が早くに離婚し、小さい頃から母親が女手ひとつで苦労して育ててくれたので、少しでも早く母親を楽にしたいという親思いの心からです。最初は親孝行のつもりでしたが、徐々に、好きなことをして自由に生きていける経営者そのものの魅力に彼女は取りつかれていきます。

そして、早くも中学生で経営者になることを明確に目指し、神奈川県が主催するビジネスコンテストに応募して大人に交じり入賞する実績をあげます。このときの年齢が14歳8か月で最年少記録を樹立します。このようにもともと、経営者としての資質があったと思われますが、起業するという強い思いと経営者センスがあいまって、現在、その才能をいかんなく発揮して学生でありながらもビジネスを強力に推進しています。

起業にあたって、彼女が重視したポイント

起業するためのビジネスプランの作る段階の構想で、彼女が重視したのは、知的財産権が取得できて差別化が図れる商品を作ることでした。そして、ちょうどその頃、夏の時期に省エネでノーネクタイが定着しつつあった時期にあたりました。彼女の目には、そのノーネクタイの男性のスタイルは、「格好が悪い」「だらしないと感じ」と映り、何とかしたいと思うと同時にそこにビジネスチャンスを見出します。

そこで首に巻かなくても良くて取り外しが簡単で、かつ型崩れしないようにするなど3年間も苦労して商品開発を行い、2011年についに『ノーブルタイ』を完成し販売開始します。

『ノーブルタイ』は、結び目部分に成形した皮革を使うことで型崩れを防ぎ、両端をチェーンで留めて首にまくなどして使用できる商品です。首にかけるだけなので、必要なときに素早く着けられ、型崩れも全くしません。大切なポイントであり成功したポイントは、単なるネクタイの簡易版、代替品としてではなく、コンセプトをネクタイに代わるファッション商品として意図した開発であったと思われます。単に、ネクタイの装着を簡易化するだけのコンセプト商品であったならば成功していなかった可能性があります。

ただし、日本では当初、あまり受け入れられず、主な販売先は、ヨーロッパなど日本以外のマーケットへのネット販売だったといいます。欧米の男性の方が、ファッションに対する感度が高かったと思われ、単にネクタイの亜流ではないコンセプトであったため欧米で受け入れられたとのではと考えられます。

https://ja-jp.facebook.com/nobleapexinc

『ノーブルタイ』以降のビジネス進捗状況

それ以降、彼女は、この商品での開発ノウハウを活かして、女性服の胸元をお洒落にする商品アイテムを開発し販売を始めます。

私服で働く女性にとって、胸元を飾るには、レディスタイやスカーフなどがありますが、他にはあまりありません。そして、レディスタイはブラウスのデザインが首元で締めることを考えてデザインされていないのであまりブラウスとは相性がよくありません。スカーフもまたビジネス用途には向いていません。

そこで彼女は、ブラウスに合う胸元を飾る商品を女性からの求めもあって、『セパレディ S』『セパレディ T』として商品化しました。そうしているうちに、大手デパートでは高島屋堺店、小田急百貨店 藤沢店、西武百貨店 福井店、沖縄三越などや蝶矢シャツ グランフロント大阪店や大手紳士服店の(株)AOKIなどでの取り扱いが始まり、2012年度で約2000万円の年商にまで成長します。彼女が設立した「株式会社ノーブル・エイペックス」は、資本金30万円で従業員はわずか4人ですから、順調な船出ということができるでしょう。

彼女が、将来的に目指すのは、彼女と同じようなゼロの状態から、世界でもトップデザイナーの一人となったフランスのココ・シャネルです。世界を見据えて、今の会社規模の段階で、香港、アメリカに拠点を設けています。彼女が目指すココ・シャネルには、「かけがえのない人間になるためには、常に他の人とは違っていなければならない」「翼を持たずに生まれてきたのなら、翼を生やすためにどんな障害も乗り越えなさい」などの素晴らしい名言を残していますが、まさに、同じような考えで彼女はココ・シャネル2世になるため、いやココ・シャネルを超えるための道を着実に歩んでいます。

若くして起業し成功している大関綾さんから学ぶべきこと

1.起業モチベーションを高く持つ
起業したいというモチベーションは、親思いの親孝行から出発しています。おそらく、普通の子供が思う「親孝行したい」という気持ちの数十倍、数百倍上回っているのではないでしょうか。起業したいという理由は何でも良いのですが、その思いを強く持つことが事業を成功させるためにまず必要です。

2.事業の芽を見つけるための感度を高める
起業したいという気持ちの強さだけでは、具体性がなく成功することは難しいです。しかし、強い思いがあれば、彼女のように服装に対する高い感度があれば、それが結びついて
起業アイデアが芽生えやすくなります。起業する思いが強く持つとともに、事業の芽を見つけ出す感度を自分の好きな分野から高める必要があります。

事業の芽を見つけ出す能力や、感度を高めることは努力だけではなかなか難しいですが、目指す事業分野、好きな分野・興味ある分野などについて、徹底した観察力、注意力、洞察力を磨くことで、この感度を高めることができます。

これが難しければ、「なんとなく嫌だ、不便だ」などのマイナスイメージへの感度を高めることも良いかもしれません。あるいは、自分でマイナスイメージを感じないなら、多くの人に接して他人が感じるいろいろな物事に対するマイナスイメージを把握し、それを改善することを徹底的に考えることで、それをビジネスチャンスにすることができます。

3.行動力を高める
彼女は、自分はもともと読書や楽器演奏が好きなおとなしい性格であったと語っています。しかし、親孝行したいことから起業する思いが強く、それを実現するために、ビジネスコンクールに応募したり、在学している高校が高校生の身分では起業を認めないとわかると、高校生でも起業を許してくれることが可能な高校を探して再受験したりします。そして、合格するや転校して起業を実現するなど高校生以下の年齢では、とうてい考えられない行動力を発揮しています。

おそらく、起業に対する強い思いと高校生にしては群を抜いた行動力が、周囲に人脈を作り、起業のための有益な情報を彼女にもたらしてくれる可能性が高くなったのではとも推測できます。

参考:
株式会社ノーブル・エイペックス
http://ayaohzeki.com/

大関 綾 プロフィール
http://ayaohzeki.com/ayaohzeki.htm

株式会社ノーブル・エイペックスの20歳女性社長 大関綾さんにインタビュー!!!
http://careerbaito.com/column/detail/62

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