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起業したい人、したばかりの人が読むべきビジネス書 厳選5冊

森 健太郎

この記事の執筆者 税理士 森健太郎

ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
起業・会社設立に役立つYouTubeチャンネルを運営。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:会社設立サポートチャンネル【税理士 森健太郎】
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック

起業したい人、したばかりの人が読むべきビジネス書 厳選5冊

日本で起業する人は先進国の中でも非常に少なく、その中から大企業にまで成長した事例となるとその率はさらに少ないと言われています。その理由として、ベンチャー企業へのファイナンス制度の不十分さ、終身雇用・年功序列が人材の流動化を阻んでいること、あるいはベンチャー起業への社会的な信用・評価が必ずしも高くないこと、などがあげられています。

しかし、現代は資金が市場にあふれ、終身雇用制度・年功序列も崩壊してきています。そして、大企業といえども経営統合、倒産、経営不振などが相次ぎ、大企業のブランド力も通じない時代になってきています。このような波乱の時代は、ベンチャー企業が活躍できるチャンスが多いのではないでしょうか。

そこで、起業を目指している人、および起業したばかりの人にとって必読書とも言えるビジネス書を紹介します。起業にとても参考になるとともに、起業する意欲がわき上がるに違いありません。

起業家にとって珠玉のビジネス書 5選

ゼロのちから――成功する非営利組織に学ぶビジネスの知恵11
・著者:ナンシー・ルブリン(関美和・訳) 英治出版

起業したい気持ちが強くても、資金、経験、ノウハウ、人材などが不足しているから、起業できないと始める前からあきらめている人も多いのではないでしょうか。何もないゼロの状態でもやれる方法があることをこの書籍は教えてくれます。

著者が働いている非営利組織は、資金、経験、ノウハウ、人材などが不足しているにもかかわらず、工夫して事業を行い、業績を伸ばしイノベーションを起こしています。何もないゼロの状態でもそれをカバーする知恵、そしてその知恵を使うことで、資金、経験、ノウハウ、人材などが乏しいベンチャー企業でも、業績を伸ばし成功する知恵を学ぶことができます。

ないない尽くしの非営利組織でも、ゼロからスタートして、今や、全米大学生の人気就職先トップのティーチ・フォー・アメリカ(TFA)をはじめ、メジャーなブラウザの一つモジラ(Firefox)を提供するモジラ財団やオンライン百科事典ウィキペディアを運営するウィキメディア財団などがあります。

営利企業では、売上金額が予算として設定され、それを実現するための経費が予算として計上されます。すると、どうしてもその予算の範囲内でしか売上を高めるための発想しかできなくなっています。一方、非営利企業は、最初から予算が乏しいか、全然ないため、必然的に工夫を凝らしてアイデアをひねり出します。そして、今の時代は、経費をただ単に多く投入してもブランドイメージを高めたり、売上を伸ばしたりすることが難しい時代になっています。

そのため、最初から予算ありきで最低限のことができるよりも、ゼロから本当に必要な経費の使い方を徹底的に考える非営利組織のやりかたを学ぶことが必要です。この書籍には、営利企業とくに中小企業で資金不足で苦労している経営者に必要なことがたくさん示唆されています。

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)
・著者:山口 絵理子 講談社

名経営者と言われる国内外の著名な経営者の多くが失敗、挫折を経験しています。それでも、くじけずに前を向いて歩けるバイタリティを持てるかどうかが成功への分岐点となります。くじけない心が大切であり、そのくじけない心を持つ勇気が貰える一冊です。

著者は、小学校時代にいじめにあい、中学校では非行に走るなど極端な生き方をしますが、入学した大学で、発展途上国の経済成長理論を学び、途上国援助に目覚めます。そして、夢がかなって、アメリカはワシントンの国際機関で途上国援助のために働くことになります。

しかし、途上国援助の仕事しながらも、その国際機関の仲間は、誰一人として発展途上国に行きたがらない現実に大きな矛盾を感じます。そして、エリートじゃ本当の援助なんてできないと考え、自らアジアで最貧国と言われるバングラデシュに突然、渡航します。

バングラデシュでは、机上では決して分からない腐敗と貧富の格差を実感します。なにを頼むのにも賄賂が必要で、この衝撃に彼女は怒り、そして誰も思いつかなかったアイデアを実現していくことになります。

必要なのは途上国への施しではない。先進国の消費者が本当に欲しいと思うものを作ると決意し、23歳のときにバングラデシュで、特産の麻を使った高品質バッグを現地で生産し輸入販売するマザーハウスを設立し起業します。

しかし、物づくりに対する根本的な考え方の違いで、数々の失敗、挫折、裏切りを経験しながらも前向きに突き進み経営を軌道に乗せるまでが、一人称でノンフィクションとしてつづられています。

読めば、著者の強烈なバイタリティや行動力に感心しきりとなりますが、著者は、決してどんな困難にも負けない偉人・鉄人ではなく、ごく普通に辛いこと、苦しいこと、嫌なことに対して普通に落ち込み、悩み、そして泣く女性であることです。

それなのに、前進しようとする気持ちは何なのか、何があれば、それができるのかが見えてきて、困難に負けない勇気がもらえる書籍です。

たった一人で組織を動かす 新・プラットフォーム思考
・著者:平野敦士カール 朝日新聞出版

資金や経験などがなくても知恵を活かせば起業ができます。そして、強い意志と失敗や挫折にくじけない強い心を持っていれば、成功に近づくことができます。しかし、これらを満たしても、一人では自ずとできることには限界があります。この限界を超えるには、組織を動かし、周囲を巻き込むリーダーシップが必要となります。

著者は日本興業銀行(現・みずほ銀行、みずほコーポレート銀行)を経てNTTドコモでおサイフケータイ普及に尽力した人物です。リーダーシップは精神論で語られることが多いですが、それに加えて「プラットフォーム」という場の提供によりリーダーシップを発揮する考え方を、この書籍は教えてくれます。著名なマイクロソフト、グーグルも同様な方法を実践しており、著者自身が「おサイフケータイ」で実践している方法が紹介されています。

書籍のタイトルになっているプラットフォームとは「仕組み」を作ることで、いわゆる昔ながらのリーダーシップ論ではないですが、これからの時代のリーダーシップのあり方として、この考え方を理解しておくことは重要です。これからの時代は、自分一人できることは少なく、周囲の人を活かし、協力しながら、組織、ビジネスを動かしていく方法が効率的です。この書籍からその方法論が見えてきます。

小さな会社・儲けのルール―ランチェスター経営7つの成功戦略
・著者:竹田 陽一 ・栢野 克己 フォレスト出版

理念もって強い志で起業し、更にリーダーシップを学んでも、正しい経営戦略に基づかないと成功しません。経営コンサルタントは、多くの中小企業を見てきて、このケースなら、このやり方を行っていれば少なくとも倒産には至らなかったはずであると思えることや、あるいは逆に、この時点で、この戦略を実行していれば、もっと成功できたということがあると、結果論からだけでの安易な結論ではなくあると経営コンサルタントの著者は言います。

この書籍は、経営戦略の書として昔から有名なランチェスター戦略論ですが、今の時代にもランチェスター戦略論は、全く色あせておらず、むしろ、弱者である中小企業が経営戦略として知っておくべきノウハウが満載されています。

経営・マーケティング戦略では、大企業は一般的に強者であり、中小企業は大企業に負けないためには、一般的に弱者としての戦略を意識してとらなければ成功できません。その点、ランチェスター戦略は、強者のとる戦略、弱者のとる戦略が明確に分かります。

著者は経営コンサルタントで多くの中小企業経営の現場や中小企業の盛衰を生で多数見てきています。その生々しい経験が、理論を机上のものだけにしていません。そのため、この書籍は、中小企業の経営者に特に役立ちます。事例も実際の会社名で紹介され、それらの企業の成功例が、ランチェスター戦略が重要であることを証明しており、中小企業経営に役立ちます。

売上2億円の会社を10億円にする方法 業績アップの「設計図」、教えます。
・著者:五十棲 剛史 ダイヤモンド社

起業し経営が順調に推移していっても、一段高い次のステップに行くには、乗り越えなければならない「売上の壁」「従業員数と質の壁」が存在すると言われています。事業内容によって、その壁の高さや壁となる売上金額や従業員の数と質がどの程度であるかは一概に数字で示すことはできませんが、このような壁はあることを、あらかじめ知っておくことは壁に直面したときに、その壁を乗り越えるために有意義なものとなります。

著者は、年商2億円までは、経営者自身の努力や、経営者の目が届くので壁を感じることなく実現できますが、そこから、10億円にするには、今までの経営方法を変革しないと実現できないと主張しています。規模が大きくなると、当然、組織が大きくなり組織がうまく機能しないと売上が順調に上がって行きません。部下へ権限委譲や新しい人材の採用、教育が必要であり、組織を作り、組織を活かすマーケティングを実践しなければなりません。

経営者自らが率先して全力で働いても、企業規模が大きくなると、場合によっては、それはかえってマイナスになります。組織全体を活かすことを考えなければなりません。企業の成長に伴い壁が発生することを認識し、それを打破するための知恵をあらかじめ持っておくと、先手を打った対策ができるので壁を超えるために有効となります。この書籍はそのためのヒントを提供してくれます。

まとめ

ここで紹介している書籍以外にも多くの参考になる書籍があります。その中から、ほんの一部5冊を厳選して紹介しました。起業するための準備段階や企業経営にあたって参考にして頂ければ幸いです。

参考:
ウェブサービスで起業したい!と考えている人が読むべき15冊の本
http://blogos.com/article/44301/

【おすすめ起業本】起業家を目指す学生が読むべき25の本(1)
http://blog.canpan.info/creative/archive/291


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