起業、他人と組むか家族と組むか?

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いざ会社を興そうとするときに迷うのが、誰と組むかということ。1人で起業するのではなく、2人以上でビジネスを始めようとする場合、パートナー選びが非常に重要です。日本の会社をみてみると、中小企業は家族経営がほとんどですが、そのメリットはどこにあるのでしょうか。他人と組む場合の違いは? 今回は、その辺りを考えていきます。

他人と組むメリット・デメリット

まずは、ビジネスパートナーとして、知人や友人など「家族以外」を選ぶケースをみてみましょう。

この場合、第一のメリットは、「公私の区別がつけやすい」ということ。家族経営の場合は、プライベートな時間もビジネスのために使うなど、その境がはっきりしない場合も多いものです。ところが、他人と組むときには、勤務時間などのルールをきちんと策定する必要があるので、家族経営に比べて「けじめ」がつけやすくなります。

また、家族経営に比べて仕事上の役割分担をはっきりさせることが多いので、いろいろなことが「なあなあ」になりにくいというメリットもあります。ただし、これは逆に言えば、責任の範囲をはっきり定めておかないと、何かが起こったときに揉める原因になってしまうということです。家族のように、「パートナーの失敗はカバーするのが当然」というわけにはいかないからです。このようにシビアな面は、他人と組む場合のデメリットの1つと言えるでしょう。

また、他人と組む場合は、家族よりもどうしても信頼感が一般的には弱くなります。特に経営が厳しくなったときに連帯感が弱まると言うデメリットが生じます。

家族と組むメリット・デメリット

それでは、家族と組む場合はどうでしょうか?

最大のメリットは、やはり気心の知れたファミリーメンバーと一緒に仕事ができるという点でしょう。あたたかな雰囲気の中でのびのびと働けるという人も多いのではないでしょうか。また、勤務時間等のルールに柔軟性があることも多いため、フレキシブルに動けるというメリットもあります。

また、運命共同体として、特に経営が厳しい時などは、何をさしおいても会社のために頑張れるという一体感、信頼感が強いことが大きなメリットです。

一方、デメリットは、公私混同が起きやすいという点です。また、親族だと仕事に対する取り組みに対して、厳しい「けじめ」をとれないことが起こりやすくなります。その場合、家族以外の従業員がいれば示しがつかず、家族以外の従業員のモチベーションが大きく低下してしまいます。

まとめ

ビジネスを立ち上げるにあたって、他人と組むか、家族と組むかで悩む方も多いことでしょう。どちらがよいかは、業種や会社の規模にもよりますし、ケース・バイ・ケースと言えます。

誰をパートナーに選ぶにしても、大切なのは、そのメリット、デメリットをよく理解して、メリットは最大限に活かし、デメリットは克服するか小さくなるように気を付けることです。

たとえば、他人と組むときは、責任の範囲を初めから明確にしておき、家族と組むときは、公私の区別をつけるよう心がけるなど、マイナス面をできるだけなくすようにしましょう。

また、どちらの場合でも、何か問題が生じたら第三者も交えて解決の糸口をつかむなど、トラブルへの対処法を考えておくとよいでしょう。

参照元:
・家族経営か他人と組むか?:起業・独立の教科書
http://kigyou.kyokasho.biz/archives/138

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