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最終更新日:2022/6/13

【返済にお困りの方必見】おまとめローンの仕組みやメリット・デメリットについて徹底解説!

税理士 鳥川拓哉

この記事の執筆者 税理士 鳥川拓哉

ベンチャーサポート税理士法人 税理士。
大学を卒業後、他業種で働きながら税理士を志し科目を取得。
その後大手税理士法人を経験し、現在に至る。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-tori

複数の金融機関からお金を借りていて、月々の返済額が多くてお困りのそこのあなた。

おまとめローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

おまとめローンとは、複数の金融機関からの借入を1つにまとめるローンのことを指します。

ローンを一本化することでローン1つあたりの借入金額が多くなるため、月々の返済額を減らしたり借入金利を低下させることが可能です。

この記事では、そんなおまとめローンの仕組みやメリット・デメリットについて解説しています。

現在、多重債務を抱えていたり、月々の返済額が高くてお困りの方は、ぜひチェックしましょう。

1.おまとめローンの仕組み

おまとめローンは、債務の借入先を1つにまとめるローン商品です。

複数の借入先を1つの借入先にまとめることで、月々の返済額や金利を低く設定し直すことができます。

以下の具体例からおまとめローンの仕組みについて見ていきましょう。

1-1.おまとめローンの具体例

例えば、現在Aさんは以下の3社それぞれから、お金を借入ているとします。

現在における借入先と月々の返済額、金利は以下のようなものです。

借入先借入金額月々の返済額金利
A社70万円4万円14%
B社60万円2万円12%
C社40万円2万円10%
合計170万円8万円

AさんはA社、B社、C社に対して毎月合計8万円の返済を行っています。また、金利も高いため今の状況では返済元本が中々減りません。

そこでAさんはおまとめローンを検討することにします。おまとめローンでは、新たにD社のローン商品を利用することにしました。

合計借入金額170万円で、D社とおまとめローン契約を結びます。

借入先借入金額月々の返済額金利
D社170万円3万円9%

D社から借り入れた金額170万円でA社、B社、C社にある残りの返済額を完済します。これにて、借入先はD社1つだけとなりローンの一本化の完成です。

D社から借り入れる金額はA社、B社、C社の合計であるため、1社からの借入総額自体は多くなるものの、その分月々の返済額や金利水準を低く抑えることができます。

結果として、Aさんを悩ませていた月々の高額な返済金や、高金利により返済元本が減らないという問題が解消されるのです。

2.おまとめローンの仕組み

おまとめローンの仕組みがわかったところで、次はおまとめローンのメリットについて見ていきましょう。

おまとめローンには、具体的に以下のようなメリットがあります。

  • ・返済回数が月1回になる
  • ・月々の返済額が減らせる
  • ・金利が低くなる

では、それぞれのメリットについてさらに詳しく見ていきましょう。

2-1.返済回数が月1回になる

おまとめローンでは、借入先が1つになることから返済回数は月1回になります。

借入先が複数あるときに比べて返済日を統一できるため、計画的な返済が可能です。

2-2.月々の返済額が減らせる

おまとめローンでは、借入先が1つだけになります。

その結果、以前支払っていた月々の返済額が大幅に減ります。

毎月の大きな負担である返済額を軽減させることができるのです。

2-3.金利が低くなる

おまとめローンの金利は低くなります。

なぜなら、借入先の借入総額が上がるからです。

一般的に、金融機関の借入金利は借入総額が上がるほど下がる仕組みになっています。

そのため、例えば5%〜15%のように上限下限の金利レンジが示されている場合、借入総額が多いほど下限の5%に近い金利で借りることが可能です。

また、1社あたりの借入総額が100万円を超えたものについては、金利が15%を超えることはありません。

これは利息制限法と呼ばれる法律によって定められているルールです。

もし現在、15%を超える金利で借りている方で、借入総額の合計が100万円以上あるのであれば、おまとめローンを活用することで、金利を低く抑えることができるでしょう。

3.おまとめローンのデメリット

おまとめローンにはメリットがある一方、デメリットも存在します。

おまとめローンのデメリットとしては以下のようなものです。

  • ・返済総額が上がる
  • ・過払い金請求ができなくなる
  • ・審査が厳しい

では、それぞれのデメリットについてさらに詳しく見ていきましょう。

3-1.返済総額が上がる

おまとめローンでは返済総額が上がることがあります。

なぜなら、月々の返済額が下がる分、返済期間が延びる可能性があるからです。

確かに、おまとめローンでは月々の返済額と金利が下がるため、一見すると返済する金額が減ったように感じるかもしれません。

しかしながら、金利が下がったとしても返済期間が長くなれば、金利の支払いが伸びてしまうため利息の支払いが増えてしまうのです。

したがって、おまとめローンを利用する際には、月々の返済額と金利だけでなく、返済期間がどれくらの長さになるのかまで、きちんと確認しなければなりません。

3-2.過払い請求ができなくなる

過払い請求とは払いすぎた返済金が戻ってくる制度です。

利息制限法の罰則が明確に定められたため、出資法ぎりぎりの金利でお金を貸していた貸金業者から払いすぎた利息を返済してもらえるようになりました。

しかしながら、この過払い請求は一度おまとめローンを組むと利用できなくなります。

なぜなら、おまとめローンでは以前に借りていた貸金業者に一括で完済することになるからです。

もし、2010年以前に金融機関から借入していた方であれば、過払いの可能性があります。

そのため、おまとめローンを組む前に返済履歴を今一度確認し、過払い金請求を先に行うようにしましょう。

3-3.審査が厳しい

おまとめローンは審査が厳しいことで知られています。

なぜなら、おまとめローンを利用する方は、借入したことがない方に比べて借入件数が多くあるからです。

借入件数が多い場合、金融機関からしてみれば貸し倒れのリスクが高まるため、損失に繋がりかねません。

したがって、おまとめローンの審査は厳しくなっており以下のような項目が審査の対象になります。

  • ・過去の借入件数
  • ・返済の遅延
  • ・返済の滞納
  • ・収入の安定性

また、たとえ上記の条件を満たしたとしても返済能力に不安が見られる場合には、担保や保証人を求められることがあります。

おまとめローンの審査は厳しいものであることをあらかじめ覚悟しておく必要があるでしょう。

まとめ

おまとめローンの仕組みやメリット・デメリットについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

おまとめローンは月々の返済額や金利が安くなる分、返済総額が増えてしまう可能性があるなどのデメリットも見られます。

もし、これからおまとめローンを検討している方は、各金融機関が提供している商品それぞれの特徴をよく確認し、利用するようにしましょう。

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